日高自動車道が9.1km延伸|日高厚賀IC~新冠ICが2026年2月28日開通へ
日高自動車道(イメージ)
日高自動車道の日高厚賀ICから新冠ICまでの9.1km区間が、2026年2月28日(土)15時に開通します。今回の延伸により、新冠町まで高規格道路がつながり、地域経済や防災面での大きな効果が期待されています。
◆ 日高自動車道とは?
日高自動車道は、北海道苫小牧市から浦河町までを結ぶ高規格道路です。1998年度から事業に着手し、段階的に整備が進められてきました。
- 1998年:苫小牧東IC~厚真IC
- 2003年:厚真IC~鵡川IC
- 2006年:鵡川IC~日高富川IC
- 2012年:日高富川IC~日高門別IC
- 2018年:日高門別IC~日高厚賀IC
- 2026年2月:日高厚賀IC~新冠IC
今回の延伸区間は通行無料で利用できる点も大きな特徴です。
◆ メリット① サラブレッド輸送の負担軽減
日高地域は全国の競走馬の約8割を生産する日本最大の馬産地です。しかし、主要ルートである国道235号は信号機が多く、馬運車の停止と発進の繰り返しが、繊細なサラブレッドにストレスを与えていました。
一定速度で走行できる日高道の延伸により、信号機を約8割回避可能となり、「輸送熱」などのリスク軽減が期待されています。
◆ メリット② 農産品の流通強化
浦河町や様似町では、2004年度からいちごの本格生産がスタート。日高道の延伸以降、販売額は約6倍に増加しています。
今回の延伸により、新千歳空港までの定時性が向上し、道外への安定出荷がさらに進むと見られています。
◆ メリット③ 防災機能の強化
太平洋沿岸地域では、今後30年以内に大規模地震が発生する確率が約80%とされています。並行する国道235号の約7割は津波浸水想定区域に含まれており、災害時の寸断リスクが課題でした。
山側に整備される日高道は、浸水区域を回避する「代替ルート」として重要な役割を担うことになります。
◆ 地域経済と広域交通網の強化へ
今回の延伸は、日高地域と道央地域とのアクセス性向上だけでなく、競走馬や農産品の流通効率化、防災強化という多面的な効果が見込まれています。
無料で利用できる高規格道路の整備は、地域の持続的発展にとって大きな転機となりそうです。
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